20日早朝、広島県廿日市市の宮島にある弥山の「霊火堂」が火災により全焼しました。当局は、堂内に安置されていた1200年以上燃え続けているとされる「消えずの火」が火元となった可能性があるとみて調査しています。この火は、806年に弘法大師(空海)が修行した際に灯されたと伝えられ、広島市の平和記念公園の「平和の灯」の種火にもなっています。歴史的な木造建築は焼失してしまいましたが、寺の関係者によって「消えずの火」自体は無事に救出され、別の場所へ移されました。数日前にも富山県高岡市で築573年の大宝寺の本堂が全焼する火災が起きたばかりで、日本の貴重な木造文化財の脆弱性が改めて浮き彫りとなっています。警察と消防は、他の世界遺産での同様の被害を防ぐため、今回の出火原因を詳しく調べています。